育児と引越と時々犬の絵日記

2017年5月生まれの娘と2021年6月生まれの息子

赤ちゃんが生まれてから夜に外出しなくなった事を寂しく思った。

夜の街を知らない。

娘が生まれてから、寝かしつける時間、お風呂に入れる時間等を逆算すると、なかなか夜に外出する事は難しくなりました。

家族でのお出掛けも午前中から出掛けてどんなに遅くとも17時位までには帰って来ます。

そんなある日のこと。

いつものように仕事から帰って来た夫君から、マンションの入り口の電気が消えていた事を聞きました。

 

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それは困ったねぇ。明日には電球取り替えて貰えると良いね。

 

しかし、私はあまりピンと来ません。

何と言うか、物凄くひとごとなのです。

というのも、マンションの入り口の明かりが全く想像出来ないのです。

あれ…そもそも入口ってどんな照明で、どこにあったっけ…。?

 

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…あっ!!!!!

 

…見た事無いんだ……。

 

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びっくり。

 

この街に住んでもう4か月以上が経っているけど、夜に外に出た事が無かった。

夜の景色は窓から見える隣家と空き地しか知らない。

これって、凄い事だと思うのです。

 

30過ぎた大人が、住んでいる街で夜出歩いた事が無いのです。

家の前の道路がどんな街灯なのか、メインストリートが夜にどんな表情に変わるのか、知らないのです。

私がもしドラクエの主人公だったら、夜しか仕入れられない町人の重要情報を見逃している状態です。このままではいつまでたってもストーリーが進みません。

昼間誰もいない所に人がいたからこれは!と思って話しかけた時の「ぐぅぐぅ…。」の絶望感とかさ…。

 

とにかく、この事実に気付いた私は暫くショックを受けてしまいました。

娘を生む前に、夫君と仕事終わりに待ち合わせをしてデートした事とか、

友達や同僚と飲みに行ったりだとか、

楽しい夜の風景を思い出してしょんぼりしてしまったのでした。

なんだか世間と隔絶してしまったような気持ちです。

 

夜の街に出てみた。

そんな風に寂しく思っていたのですが、

ここ最近日が落ちる時間がぐんと早くなり、

夫君と娘と、近所の回転寿司にご飯を食べに行った帰り道。

17時過ぎなのにもう真っ暗!

 

あっ!

夜だ!!!

 

 

な〜んだ、昼間だろうが夜だろうが大して変わらないじゃん。

 

実際に夜に出歩いてみて、少し深刻に捉え過ぎていた事に気が付きました。

 

でも、やっぱりいつもの風景が夜の風景に変わるとなんだかワクワク。

隣を歩く夫君と、ベビーカーの中の娘を見ると、さっきまでの美味しいお寿司も手伝って、幸せがしみじみと込み上げて来ました。

ベビーカーを押しながらだから、前みたいに手を繋いで歩けないけど、でもこれはこれで幸せだなぁ、夜出歩けない事なんて大した事は無かったなぁと思ったのでした。

私はこの街では、昼間に沢山楽しもうと思います。 

でももう少し大きくなったらたまには夜のお出掛けも大丈夫かな?

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