育児と引越と時々犬の絵日記

2017年5月生まれの娘と2021年6月生まれの息子

【わざと水を溢す娘】そのイタズラは子どもが伸びるサインです・読書感想

先日、何度もわざと水を溢す娘について記事を書きました。 

www.tarotaroko.com

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これについて、「Wowcupという商品が倒しても溢れないため良いですよ」とのコメントを頂きました。

早速調べてみると、コップにしては少しお高いかしらと思いましたが、食事時のストレスが軽減するならと思い即買いしました。

ベルニコ WowBaby ワオカップベビー・ピンク

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すると、本当に倒しても全く溢れない!素晴らしい!これでイライラしなくて済むぞ〜!とほっとしました。

 

…ですが、なんかスッキリしなかったんです。

私は彼女の大事な行動を制限してしまったのではないかと感じたのです。

繰り返し水を溢す。食べ物を落とす。

これってただのイタズラではなく、何か意味がある行動なんじゃないか、と思ったのです。

 

           目次

 

「そのイタズラは子どもが伸びるサインです」を読んだ

幼児期の水を溢す行為について色々と調べてみると、ある書籍に出会いました。

それは、「そのイタズラは子どもが伸びるサインです」というタイトルの本です。

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引っぱりだす! こぼす! 落とす! そのイタズラは子どもが伸びるサインです

引っぱりだす! こぼす! 落とす! そのイタズラは子どもが伸びるサインです

 

 

なんて今の私にピッタリなタイトルなんだ!そう思い早速購入し読んでみました。

本の冒頭にはこう書いてあります。

 

一見、困ったイタズラにも大切な意味があります。

実は、子どもの自立心と能力を引き出す絶好のチャンスなのです。

 

やはり。娘の水を溢す行動には意味があったんだ!!

子どものイタズラには意味がある

例えば、ティッシュをどんどん引っ張り出したり、引き出しの中身を全部出したり、食べ物を投げて遊んだり…。

親にとっては「いたずら」にしか見えない行動です。

そんな「いたずら」に対してこの本はこう書いてあります。

一見困った「いたずら」には意味があります。それは、その子自身が「こんな能力を伸ばしたい」と、その能力を使いたがっているサインなのです。

〜中略〜

いたずらばかりして困り果てているお母さんの中には「手のかからない子」がうらやましい、と思っているお母さんもいるかもしれません。

でも、本当に親の言うことを聞いて何でも言うとおりにできて、おとなしくて手のかからない子がいい子なのでしょうか。

ガガーン!

私、「手のかからない子」がうらやましいと思っていました。でもこの本を読んで気が付きました。「手のかからない子」というのは、単に「親にとって都合のいい子」なのですね。

イタズラせず、家でも外でも静かに出来る子。詰まり、子育てで楽が出来る子が私にとってのいい子像だったのです。

しかし、それでは子どもの能力が伸びるチャンスに気がつく事が出来ないとこの本は言っています。

(勿論、外で静かに出来るよう躾ける事は大事)

モンテッソーリ教育の考え

この本はモンテッソーリ教育の考え方に基づいて書かれていますが、その教育の基本は、

「子どもは自らを成長、発達させる力を持って生まれてくる。大人は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」

というものです。

つまり、イタズラは子どもの成長、発達のサインであり、私達はそのサインに気付き手助けをする事によりそれが子どもの益々の成長に繋がるという訳です。

 

この本では様々なイタズラのサインに対し、どうアプローチをすれば良いかが具体的な遊び例と共に紹介されています。

私は今まで周りに小さな子どもがいなかった為、子どもとどう遊んで良いやら分からず悩んでいましたので、イタズラのサインを見つけては該当するページを手繰り、「今娘にとってこんな遊びが必要なんだ」とこの本を参考に遊びの幅が広がった事が、この本の何よりの収穫でした。

イライラしなくなった

この本にも書いてありますが、娘のイタズラに対して、「これはどんな意味があるのか。彼女は今どんな能力を伸ばそうとしているのか。」と、まずは観察するようになったので不思議と然程イライラしません。

私はもともと娘の行動に対してイライラしたり怒ったりという事は少なかったようです(周りの人談)が、この本をよんで益々冷静に見守れるようになりました。

因みに娘に対してイライラしないのは、妊娠中に読んでいたこの本の存在も大きいかなと思います。

子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

 

この本は「叱らない、ほめない子育て」がテーマになっています。これを読めば、子どもの行動にカッとなって叱る事の無意味さが分かります。

子どもを感情的に叱るのは、子どもを対等に見ていないからなのです。

子どもを上から見るのではなく、対等の存在として接する。この本のお陰でとても冷静に娘と接する事が出来ていると思います。

この本もとても素晴らしい本でしたので機会があれば是非ご紹介したいと思います。

ただ、この本は「ほめない」がテーマですし、今回紹介している「そのイタズラは〜」では「ほめることの重要さ」が書かれています。

自分が良いと思った方法を取捨選択していかなくてはなりませんね。

イヤイヤに対して

2歳頃から始まる所謂イヤイヤ期ですが、このイヤイヤ期に対してもこの、「イタズラを観察する」親の考え方が重要になってきます。子どものイヤイヤに注目し、何を主張しているのか行動の意味を読み取る事で親にとってイヤイヤが困った状況ではなくなるのです。つまり、親の見方が変わるということです。

子どもを観察して、要求に応える(わがままをなんでも聞いてあげる、という意味ではない)というやりとりの積み重ねで親子の信頼関係が築かれていきます。

お母さんと子どもの信頼関係が築かれていくと、子ども自身の自己肯定感、自信へとつながっていくのです。

その自信や自己肯定感は、子どもの根底に一生残るでしょう。子どもが大きくなって社会に出て荒波にもまれたとき、それを乗り越える力になるのが、乳幼児期に育まれた自己肯定感です。

イタズラから、子どもが将来社会の荒波を乗り越える時の話まで壮大に広がっていきます。

まとめ

もうじきAIの進化で今ある職業の殆どがなくなってしまうと言われています。将来子どもがそんな中で活躍出来るためには、子どものイタズラを制限して「手のかからない素直で大人しい人間」に育てるのではなく、イタズラに着目して子どもの能力を伸ばしてあげる事が周りの大人の役割なのでしょう。

引っぱりだす! こぼす! 落とす! そのイタズラは子どもが伸びるサインです

引っぱりだす! こぼす! 落とす! そのイタズラは子どもが伸びるサインです

 

 子どものイタズラに悩む全てのお父さんお母さんにおススメです! 

さいごに

子どもはイタズラをやりきると満足して落ち着くと本に書かれていました。

なので思う存分水を溢させてあげています。

お陰で満足したのか、徐々にわざと溢す事はなくなってきました。

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しかし、wowcupは優秀です!

たまには手抜きも必要ですよ…。

水浸しの床を拭く気力が無い時はwowcupに助けて貰いましょう。

あと、牛乳とか溢されたら厄介なものの時とかね。

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 おまけ

こちらの読書感想も是非ご覧ください⤵︎

 

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