育児と引越と時々犬の絵日記

2017年5月生まれの娘と2021年6月生まれの息子

【計7時間】1歳0ヶ月娘とのワンオペ長時間新幹線移動レポ【疲れた】

先月実家へ帰省するにあたり娘を連れて新幹線の長時間移動をしました。

この移動は2回目です。1回目は里帰り出産から帰る時、娘が生後2ヶ月の時でした。

この時は電車の揺れが心地良かったのか、娘は9割寝ていたため(残りの1割は授乳)長時間の移動に対する不安は杞憂に終わり、何事もなく無事函館へとやって来ました。

 

しかし、今回は元気いっぱいの1歳児(言葉による意思疎通がほぼ不可能)を連れての移動です。お昼寝は既に1日1回になりつつあるので移動中ずっと寝るという事はあり得ないでしょう。

もう不安しかない!

 

行きは夫もおりましたので、今回のレポはワンオペとなった帰りについて書いていきます。

       目次

 

移動の流れ

身バレを恐れ具体的な駅名は伏せますが、A駅は新潟のどっかの駅です。

 

A駅→B駅                             1時間半

B駅→新函館北斗駅              4時間

新函館北斗駅→函館駅         20分

函館駅→C駅(市電)               20分

乗換待ち時間                    計1時間

 

合計約7時間の大移動です。

はてなブログを見ていると海外在住の方も沢山いらっしゃり、その方々の移動の大変さに比べれば全然少ないのかも知れませんが私にとっては十分大変なものでした…(ぐったり)。

 

事前準備

さて、移動に備えて私が準備したものは以下の通り

  • 授乳カバー
  • お茶を入れたマグ
  • 離乳食
  • おやつ
  • お気に入りの絵本
  • お気に入りのぬいぐるみ 

 これで何とか乗り切れるはず…!

レポ

見送りに来た母が別れ際に「これ」と何か渡して来ました。

何かな、と見ると枝豆を模したキーホルダー。駅の売店で買ったようです。

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f:id:tarotaroko:20180611174416j:plain茶豆ちゃん

 

母…分かっている!!!!!

そうです、この時期の赤ちゃんは何より真新しいものが大好きなのです。新しいおもちゃを与えると暫くはそれに熱中してくれます。

これはおもちゃに限らず、割り箸が入っていた紙や、ビニール袋など新しく目にするものは何でもそうです。とにかく初めての物が大好きなのです。

この枝豆のおもちゃは然るべき時に活躍してもらおうと、鞄の奥底の隠しつつ地元を離れました。

後にこの茶豆ちゃんに助けられることに…。

第一関門突破

駅に着くまでの車内でウトウトし始めた娘を必死で起こしておいた努力の甲斐があり、新幹線に乗るとすぐに寝てくれました。

新幹線の適度な揺れと少しのざわめきが心地よいみたいです。そのまま何事もなく乗換のためのB駅へと到着しました。

あぁ、ここで到着なら楽勝なのに…。

寝ている娘を起こし、駅のベビー室にてオムツ替えをし、自分のお昼ご飯を買いました。

駅弁を食べたいところですが、お弁当を広げると娘が中身をひっくり返す可能性があるためサンドイッチをチョイス。

試練の第二関門・前半戦

そして最大の関門、4時間に渡る北海道新幹線。

先程まで約2時間ぐっすりとお昼寝をした娘は元気いっぱいです。とても寝てくれる様子は有りません。

 

時刻はお昼に差し掛かる頃でしたのでまずはお昼ご飯にする事に。

私は、時間をかけながら離乳食を与えて時間稼ぎをする作戦を立てました。

これで機嫌を保ちつつ30分は潰せるはず…とほっとしたのも束の間、最近自我が芽生え始めた娘は自分で食べたいがために私のスプーンを奪いに来ました!

 

いつもなら手掴みで食べさせたり、スプーンも使いたいようであれば渡すのですが、ここは狭い新幹線の座席です。手掴みしたものを下に落としたり、隣の座席の人にスプーンを擦り付けたりしたら大変です。

そのため娘から無理矢理スプーンを遠ざけたところ、癇癪爆発。

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ふぇーーーーー!!!

甲高い声が静かな車内に響き渡ります。

あわわわわ…。

慌てて娘を抱っこしてデッキへ。

デッキで外の景色を見せるとすぐに落ち着いて来たため、席へと戻り今度はおやつを与えると、彼女は突然おやつを私にあーんしたいと思い立ったらしく、おやつを掴んで私の口へ押し付けて来ました。

これは拒否すればまた癇癪を起こすだろうと予想した私は、大人しくあーんしてもらう事にしました。

 

しかし、まだ指先がそこまで器用ではない娘。おやつは私の口へは入らず床へ。

拾おうとすると、通路を挟んで隣の外人さん(欧米人と思われる)が笑顔で拾ってくれました。

そして娘に対して手を振ったり、「cute!」等と声を掛けてくれました。

一通りやり取りをした後、もう一度娘におやつを与えると、やはり私にあーんして来ました。そして案の定おやつは床へ。

 

急いで取ろうとするも、膝に娘がいるため素早く拾えずやはりまた外人さんが拾ってくれました。

気まずい…。

しかしあーんを気に入った娘は、素早くおやつを掴むや否やまたもわたしの口におやつを運んで来ました。

次は落としてなるものか…!必死に娘のブレる指先に合わせて口を動かす私。

しかし!無情にも娘の小さな手からまたもやおやつは溢れて行きました…。

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私は娘を抱っこしたままサッと立ち上がり、おやつを拾い、そのままデッキに行きました。

いつ叫び出すか分からない娘にハラハラしている位ならデッキで立っている方がマシだと感じた私はそれから30分位デッキで娘を抱っこしていました。

窓から見える景色を指差して、雲だねー、山だねー、川だねー、を永遠繰り返していると、なんと!突然娘が寝ました!!普段なら絶対に寝ない時間帯です。新幹線の揺れ効果でしょうか。

私は席へ戻り、サンドイッチを食べて次なる戦いに備えて腹ごしらえをしました。

ふと隣の外人さんと目が合うと、「大変だったね」といったアイコンタクトをしてくれました。照。

試練の第二関門・後半戦

寝ている娘を抱っこしながらサンドイッチとお茶を流し混んだ後は、ツイッターを見るなどボケーっと束の間の平和を堪能していると、およそ30分程で娘が起きました。

早い、早すぎるよ…。まだ2時間半以上あるのに…。

離乳食もおやつも駄目だった。座っているだけでは、じきに叫び出すであろう。

まずは、実家で買って貰ったぬいぐるみのたろうを出しました。

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たろう

私がたろうの前足を動かしながらアテレコをする等の遊びで10分位は消費出来ました。

しかし、飽きた娘は隣の座席の人に触ろうとしたり、陽気に「キャァ!!」と大きな声を出し始めました。

 

くっくっく…。

遂に最終手段にとっておいたあれを使う時が来たようだ…。

伝家の宝刀『茶豆ちゃん』だ!

 

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新潟名産の黒崎茶豆のマスコット!

黒崎茶豆を食べたらもう東京の安い居酒屋のお通しで出てくる枝豆は食べられないぞ!

真新しいおもちゃ、茶豆ちゃんを見つけた娘の目は輝き、茶豆ちゃんを握ったり口に入れたりして遊んでいます。これも10分位遊んだあたりでやや飽きてきたのですが、茶豆ちゃんの真ん中の豆を「マメ〜!」という掛け声と共に押し出す遊びをすると、大喜びでさらに20分位は娘の気を紛らわす事が出来ました。

茶豆ちゃん大活躍で30分消費出来ましたがその後は間が持たず、またも声を出し始めた娘を連れて再びデッキへと行く事になりました。

 

あと1時間50分…。時計を見ながら気が遠くなりました。

 

三度寝た娘

座席にいる時は爆弾を抱えているようなヒリヒリした気持ちで気疲れをし、デッキでは9キロの娘を立ちながら抱っこしているため体力が奪われていきます。

辛さがじわじわと込み上げて来ました。

私も隣の外人さん夫婦のように、ビール片手に駅弁を食べてのんびり寝たい。

 

1時間程デッキで娘をゆらゆらしているといつのまにか青函トンネルを抜けたらしく、車内放送から「ようこそ北海道へ。」とアナウンスが流れて来ました。

 

不意に、今朝までいた地元の風景や家族や友達の顔が浮かびました。

 

体力、気力の消耗が激しいのもあり、寂しく思ってふと娘を見ると、なんとまたまた寝ているではないですか!!

新幹線の眠り誘いパワー凄い。いや、流石に1時間もゆらゆら抱っこすれば寝るか?

因みに旅行前にヒップシート付きの抱っこ紐をゲットしましたがこれに大変助けられました。通常の抱っこ紐だったら肩が死んだであろう。

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 ヒップシート付き抱っこ紐

 

 

「ようこそ北海道へ」のアナウンスと共に訪れたセンチメンタルな気持ちは娘の睡眠によってすぐに吹っ飛び、私は席へ戻ると娘と共に残りの数十分を寝て過ごしました。

 

その後乗り換えた在来線線のJR電車内もなんとかやり過ごし、私達は長い長い旅路を終えたのでした。

 

いや〜、1歳児との長時間移動辛いわ!!

まとめ

  • 自我の芽生え始めた1歳児との移動は辛い。
  • とにかく真新しいおもちゃを用意すること。
  • 出来れば3つ以上用意すると良い。
  • 自分の昼食はおにぎりやサンドイッチ等食べ易いものがベター。
  • 困ったらデッキに行こう。
  • ヒップシートがあれば腕や肩の負担軽減となりデッキ滞在中の辛さが半減されるだろう。

長々と書いてしまいましたが、この記事このまとめだけで良い気がしてきました。

おまけ

ginchanjet.hateblo.jp

「子連れで外出するな」という意見が世の中には少なからずあるようですね。

悲しい。

そう思われないように、頑張っているんだよ〜!!

子供が小さいうちは新幹線乗せるなとか思っている人が私の周りにもいたのかなぁと思うと肩身が狭いっす。

 

茶豆ちゃんを買ってくれた母の話⤵︎

www.tarotaroko.com